おはようございます
FP勉ちゃんです
今日は来年2017年度の税制改正として検討されている
「配偶者控除」の廃止について考えてみたいと思います。
♦配偶者控除とは
主に奥様が無収入もしくはアルバイトやパートである場合年収103万円以下の場合、受けられる所得控除です。
いわゆる「103万円の壁」と言われるものです。
♦103万円の壁とは
例えば奥様のお給料が年間103万円未満の場合
「基礎控除」+「給与所得控除」の合計が103万円となるので
①奥様自身の所得税が非課税となります
②夫の年収に対して配偶者控除が適用される為所得税が軽減されます
これが103万円を超えてしまうと奥様自身が課税対象となる可能性があり、夫の所得税が増えてしまうことになります。
つまり103万円までは大変お得だということで「103万円の壁」と言われているものです。
それでは夫の年収が600万円の場合を考えてみましょう
(年収600万円-「給与所得控除」174万円-「社会保険料」約90万円-「基礎控除」38万円=課税対象額298万円
課税される所得金額 | 税率 | 控除額 |
---|---|---|
195万円以下 | 5% | 0円 |
195万円を超え 330万円以下 | 10% | 97,500円 |
330万円を超え 695万円以下 | 20% | 427,500円 |
695万円を超え 900万円以下 | 23% | 636,000円 |
900万円を超え 1,800万円以下 | 33% | 1,536,000円 |
1,800万円を超え4,000万円以下 | 40% | 2,796,000円 |
4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 |
2,980,000×10%-97,500=所得税額200,500
配偶者控除を加味すると
課税対象額298万円-「配偶者控除」38万円=260万円
2,600,000×10%-97,500=所得税額162,500
その差38,000円
その他にも住民税での減税額33,000円を足すと
なんと71,000円もの差になります
これが廃止されたら大変な負担増となってしまいます。
※次回は配偶者控除に代わって検討されている
「夫婦控除」について考えてみたいと思います。
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